ピラティスは週1回でも効果ある?身体を変えるには何が大切?

明るいピラティススタジオで、リフォーマーを使い Swan Prep のポーズをとる日本人女性。脊柱を伸ばし、集中した表情をしている。自然光が差し込む健康的な雰囲気。

こんにちは。おとFITNESS運営者の「OTOWA」です。

最近、姿勢改善やしなやかな身体づくりのためにピラティスを始めてみたいと考える方がすごく増えています。

でも、いざピラティスに通おうと思っても、仕事やプライベートで忙しい現代人にとって、現実的に通えるペースは週に1回が限界という方も多いのではないでしょうか。

そこで気になるのが、ピラティスに週1回で通った場合に得られる効果についてです。

ネットで色々と調べてみると、週1回のピラティスでは意味ないといった厳しい意見や、効果はいつから出るのかという不安、初心者はマシンピラティスが良いらしいといった情報が入り乱れていて、結局ダイエットや体型変化に繋がるのか迷ってしまう方もいるかと思います。

この記事では、運動の専門家である私が様々なデータを調べ、週1回のピラティスで得られる効果と、限られた回数でも結果を出すためのコツを分かりやすくまとめてみました。

少しでもあなたのモヤモヤが晴れるきっかけになれば嬉しいです。

本記事でわかる4つのポイント
  • ピラティスを週1回続けた場合に実感できる効果について
  • ピラティスの効果が出るまでの期間について
  • 週1回のピラティスでは意味ないと言われてしまう理由
  • 少ない頻度でも効果を最大限に高めるために意識すべき点について
目次

ピラティスは週1回でも効果ある?

明るいピラティススタジオで、リフォーマーを使ってトレーニングに集中する日本人女性。窓の外には東京の街並みが見える。

「週1回の運動なんて、やってもやらなくても同じじゃない?」と思う気持ち、すごくよく分かります。

でもピラティスに関しては、週1回でも身体に確かな変化をもたらす素晴らしいメカニズムがあるんです。

ここでは、実際にピラティスでどのような効果が期待できるのか、その実態を深掘りしていきます。

インナーマッスルと姿勢の改善

ピラティスが一般的なウエイトトレーニングと大きく違うのは、ターゲットにしている筋肉の種類です。

重いバーベルを持ち上げるようなトレーニングは、主に身体の表面にある「アウターマッスル」を鍛えます。

これは負荷をかけ続けないと筋肉量が落ちてしまう性質があります。

一方でピラティスは、姿勢を保ったり関節を安定させたりする「インナーマッスル(コア筋肉)」に直接アプローチしていくエクササイズで、ここが最大のポイントです。

インナーマッスルは、私たちが無意識のうちに姿勢を支えるために、日常的に働き続けている筋肉。

つまり、インストラクターさんの指導のもとで、「正しい身体の使い方」を一度身体に覚えさせれば、レッスンがない日でも、歩いたり座ったりする日常動作の中で自然と筋肉が使われ続けるようになるんです。

背骨や骨盤の微細な位置(アライメント)を意識するピラティスは、一部の筋肉だけをムキムキにするのではなく、全身の筋肉が調和して動くように「再教育」してくれます。

仮に週に1回でも質の高い動作を続けることで、骨格が本来の正しい位置に戻り、肩や腰に集中していた負担が全身に分散されます。

長年悩まされていた慢性的な肩こりや腰痛が、根本からスッキリと和らいでいく感覚。

これこそが、ピラティス特有の機能的な柔軟性の向上というわけです。

実際に、慢性腰痛の患者さんを対象にした研究データでも、週1回と週2回のピラティス実践で、痛みの軽減度合いや柔軟性の向上に「統計的な差がなかった」という結果が出ているそうです。

週1回のピラティスでもしっかり身体の痛みは和らぎ、身体の機能は向上する。これはすごく勇気をもらえる事実です。

精神的な安定と睡眠の質向上

ピラティスの効果は、身体の外側や内側の筋肉だけにとどまらず、メンタルヘルスや自律神経の調整にも、効果を発揮してくれるんです。

そのカギを握っているのが、ピラティス特有の「呼吸法」です。

ピラティスでは、一般的な腹式呼吸とは少し違う「横隔膜呼吸(ダイアフラム呼吸)」という独自の呼吸法を行います。

お腹のインナーマッスルをキュッと締めたまま、息を吸うときに肋骨を立体的(横や後ろ)に広げ、吐くときに肋骨を閉じるように動かします。

これにより、体幹が強力に活性化されるんです。

ピラティスでは、吸う息と吐く息を1:1のバランスで行い、動作と連動させます。

現代のストレス社会で失われがちな「息を吸い終わった後と、吐き終わった後の一休み」を取り戻すことで、交感神経と副交感神経のバランスが整いやすくなります。

週にたった1回でも、日常の慌ただしさから離れて、自分の身体と呼吸だけに深く集中する時間を持つ。

これによって、ストレスや不安がスッと軽減され、夜もぐっすり眠れるようになるなど、精神的なQOL(生活の質)が大きく上がると言われています。

なぜ週1回で効くのか(心と自律神経への効果)。特有の深い呼吸が自律神経のバランスを整え、ストレス軽減と睡眠の質向上に繋がることを説明したスライド画像

ピラティスはいつから効果が出る?

「じゃあ、どれくらいピラティスを続ければ身体が変わるの?」というのは、誰もが一番知りたいところです。

ピラティスの考案者であるジョセフ・H・ピラティス氏は、効果の目安についてこんな言葉を残しています。

「10回で気分がよくなり、20回で見た目が変わる、30回で身体のすべてが変わる」

この言葉をベースに、週1回(月4回)のペースで通った場合のリアルなタイムラインを計算してみましょう。

1〜3ヶ月目(1回〜10回):気づきと内面の変化

最初の1ヶ月は、自分の身体の左右差や呼吸の浅さに「気づく」期間です。

レッスン直後に、「これが正しい姿勢なんだ」と分かり、リフレッシュ感や睡眠の質の向上を感じ始めます。

2〜3ヶ月経って10回に到達する頃には、骨格がバランスを取り戻し、日常的に姿勢が安定してきます。

肩こりなどが和らぐ「気分がよくなる」段階ですね。

4〜8ヶ月目(20回〜30回):見た目の変化と定着

週1回のペースで約5ヶ月(20回)ほど続けると、いよいよ「見た目の変化」が現れます。

体幹が強くなることで自然と背筋が伸び、下腹部がすっきりしてきたり、ヒップアップしたりと、ボディラインの引き締まりを鏡で見て実感できるようになるでしょう。

さらに7〜8ヶ月(30回)に達すると、美しい姿勢を無意識にキープできるようになり、疲れにくい身体が定着します。

これが、「身体のすべてが変わる」究極のフェーズです。

週1回だと少し時間はかかりますが、コツコツ続ければ確実にこのステージに辿り着けるんですよ。

ピラティスの効果を実感する目安。10回で気分が良くなる、20回で見た目が変わる、30回ですべてが変わることを示したスライド画像

週1では意味ないと言われる理由は?

ここまで挙げたように素晴らしい効果があるのに、なぜ週1のピラティスでは意味ないと思ってしまう方がいるのでしょうか。

その背景には、多くの人がピラティスに抱く期待と、週1回という少ない頻度によるミスマッチによるものでしょう。

一番の理由は、週一回という頻度だと身体に動きが定着しにくいことです。

せっかくスタジオで正しい姿勢や筋肉の使い方を学んでも、次のレッスンまで1週間空いてしまうと、長年染み付いた「日常の悪い癖」によって感覚が上書きされてしまうんです。

特に初心者のうちは、毎週のレッスンが、「前回の復習とフォームの修正」からスタートになりがちです。

身体の変化をはっきりと視覚で感じるまでに数ヶ月かかるため、「なんとなく調子はいいけど、劇的な変化がない」と物足りなく感じてしまい、習慣化する前にやめてしまうケースが多いのです。

このように決してピラティスに効果がないわけではなく、効果を感じる前に離脱してしまうことが、ピラティスは週1では意味がないと思われてしまう原因と言えます。

「週1回は意味がない」と誤解される理由。次のレッスンまでに身体が正しい動きを忘れてしまい、劇的な変化を感じる前に諦めてしまう人が多いことを説明したスライド画像

ダイエットにピラティスは効果的?

そしてもう一つ、大きなミスマッチが生じやすいのが、運動の目的をダイエットにしている場合です。

ピラティスは、息が切れるほど激しく動いてカロリーを大量に消費するような有酸素運動ではありません。

そのため、「短期間で体重をガッツリ落としたい!」「劇的に体型を変えたい!」と思って週1回のピラティスを始めても、思い描いていたような結果にはなりにくいのが現実です。

一般的な目安として、週1回のペースで3ヶ月継続したとしても、体重の減少はマイナス2〜3kg、ウエストはマイナス1〜2cm程度にとどまると言われています。

運動生理学的に見ると、週1回というのは、「現状維持〜緩やかな改善」の領域なんです。

後述する食事管理を並行して徹底しない限り、ピラティス単体での大幅なダイエット効果を期待するのは少し難しいかもしれません。

「体重を減らす」というよりは、「姿勢を整えてスタイルを綺麗に見せる」のがピラティスの得意分野だと理解しておきましょう。

どれくらいのペースで通うのがおすすめ?

では、目的を早く達成するためには、週に何回通うのがベストなのでしょうか。

週1回、週2回、週3回で通った場合の特徴と違いを、分かりやすく表にまとめてみました。

比較項目週1回週2回(推奨)週3回
主な目的健康維持、姿勢改善、リフレッシュダイエット、ボディメイク、早期改善本格的な体質改善、パフォーマンス向上
体の変化を感じる(10回)2〜3ヶ月1〜2ヶ月1ヶ月
見た目の変化を感じる(20回)5ヶ月2〜3ヶ月1ヶ月半〜2ヶ月
3ヶ月後の体重変化の目安−2〜3kg−3〜5kg−5〜7kg
身体への負担と継続のしやすさ非常に容易(負担小)容易(最適バランス)やや困難(疲労蓄積の懸念)

※数値や期間は一般的な目安です。個人の体質や生活習慣によって効果の出方には差があります。

初心者におすすめは週2回

多くの専門家やスタジオが、最も理想的としているのが、「週2回のピラティス」です。

これには筋肉の「超回復」という生理学的な理由があります。

トレーニングで刺激を受けた筋肉は、約48〜72時間(2〜3日)かけて回復し、以前より強くなります。

週2回(3〜4日おき)のペースは、この超回復のサイクルにぴったりハマるんです。

脳と筋肉が正しい動きを忘れる前に次の刺激を入れられるので、効率よく身体が変わっていきます。

とにかく最速で身体を変えたい場合は週3回もおすすめですが、普段運動をしていない初心者がいきなり高頻度で始めると、筋肉や関節の疲労が抜けきらず、オーバーワークになってしまう危険性があります。

ですので、まずは最初は週2回から始めて、身体が慣れてきたら週3回に増やすのがおすすめです。

週1回のピラティスで効果を高めるには?

明るい、大きな窓のあるモダンなピラティススタジオで、5人の女性がリフォーマーマシンを使って練習しています。前景中央では、白いトップスを着た女性がリフォーマーに座り、脚をストラップに掛けて伸ばしています。その隣に立つ女性インストラクターが、座っている練習生の脚を優しく持ち、フォームを調整しています。左端の女性はリフォーマーでプランクのようなポーズを、他の女性たちも背景のリフォーマーで様々なポーズをとっています。スタジオ内には木製のリフォーマー、メタルタワー、鏡があり、窓の外には都市の緑とビルが見えます。

「週2回のピラティスが良いのは分かったけど、どうしても予算や時間の都合で週1回しか通えない…」という方も安心してください。

日常のちょっとした工夫と、レッスン選びのポイントを押さえるだけで、週1回のピラティスでもとても効果的になります。

ここでは、その具体的な方法をご紹介します。

自宅で簡単なストレッチを行う

週1回レッスンの最大の弱点は、「次のレッスンまでに身体が使い方を忘れてしまうこと」です。

これを防ぐための対策が、自宅でのストレッチの導入です。

ガッツリ運動する必要はありません。毎日たった5分から10分程度でOKです。

  • 朝起きたら、ベッドの上で背骨を丸めたり反らしたりするストレッチをする
  • デスクワークの合間に、肩甲骨を大きく回して胸を広げる
  • スタジオで習った基本の呼吸法(横隔膜呼吸)を寝る前に数回行う

このように、日常的に筋肉をリセットしてあげる時間を作るだけで、筋肉の記憶が薄れるのを強力に防いでくれます。

これを組み合わせれば、週1回のスタジオ通いでも、3ヶ月ほどで姿勢の改善や身体の軽さをしっかり実感できるようになりますよ。

食事管理と有酸素運動もしっかり行う

緑のスポーツウェアを着た日本人女性が、モダンなリビングキッチンのカウンターで、サラダ、スムージー、魚料理、ベリー、アボカドなどの健康的な食事が並ぶ中、笑顔で窓の外の緑豊かな公園の景色を眺めている。床にはヨガマット、ランニングシューズ、ケトルベルが置かれている。

もし、週1回のピラティスで、「ダイエット効果」や「ボディメイク」もしっかり狙っていきたいなら、ピラティス以外の時間でのアプローチが必須になってきます。

まずは食事管理です。

筋肉の修復・成長に欠かせない良質なタンパク質(お肉、魚、卵、大豆製品など)をしっかり摂りつつ、過剰な糖質や脂質を少しだけ控えてみましょう。

ピラティスでインナーマッスルが引き締まっても、その上に分厚い脂肪が乗っていては、ボディラインの変化が見えにくいです。

有酸素運動は、休日に30分ほどのウォーキングや軽いジョギングを取り入れたり、普段エスカレーターを使うところを階段に変えたりするだけでも、脂肪燃焼効率が劇的にアップします。

ピラティスで身体の軸を整え、有酸素運動で脂肪を燃やし、食事で身体をつくる。

この3本柱が揃えば、週1回のピラティスでもダイエット効果を大きく底上げすることが可能です。

初心者にはマシンピラティスがおすすめ

限られた回数で最大の効果を得るには、「1回のレッスンの質」を極限まで高めることが重要です。

そこでこれからスタジオを選ぶ方におすすめしたいのが、「マット」ではなく「マシンピラティス」を選ぶことです。

マットピラティスは手軽で料金も安いことが多いですが、自分の体重(自重)をコントロールしなければならないため、筋力が少ない初心者にとっては正しいフォームを保つのがものすごく難しいんです。

一方、リフォーマーなどの専用器具を使うマシンピラティスは、バネや滑車がサポートしてくれるため、筋力がなくても正しい軌道で身体を動かせます。

狙ったインナーマッスルに的確に効かせることができるので、週1回しか通えなくても圧倒的に高い効果を得やすいのが特徴です。

パーソナルピラティスもおすすめ

明るいプライベートピラティススタジオで、若いアジア人女性インストラクター(白いTシャツ)が笑顔で、木製のリフォーマーに座って青いタンクトップと黒いレギンスを着用した女性(黒髪ポニーテール)の動きを指導している。エクササイズをしている女性はフットバーに足を乗せ、ストラップを両手で持ち、前方を見ながら座っている。背景には、大きな窓、鏡に映る2人の姿、他のピラティス器具(タワー)、観葉植物が見える。

もう一つの重要なのが、指導形態です。

大人数で行うグループレッスンは楽しいですが、インストラクターさんの目が行き届きにくく、1mm単位でのフォームの崩れや、間違った呼吸法を見過ごされてしまう可能性があります。

人間の骨格や姿勢の歪みは、本当に人それぞれです。

だからこそ、特に最初のうちは解剖学に詳しいプロのインストラクターさんからマンツーマンで指導を受けられる「パーソナルレッスン」もおすすめです。

確かに1回あたりの料金は確かに高くなりますが、自分の身体の悩みに合わせたオーダーメイドのメニューを組んでもらえます。

これによって最短で、「正しい身体の使い方」を習得できるので、結果が出ないままダラダラと長期間通い続けるよりも、トータルで見ればコストパフォーマンスははるかに高くなるかなと思います。

まとめ:ピラティス週1回でも効果はある?

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

ピラティスは週1回の継続であっても、慢性的な痛みの軽減、姿勢の改善、体幹の安定、そして自律神経が整うことによるメンタルヘルスの向上など、本当にたくさんの健康効果を得ることができます。

もしあなたが、日々のストレス解消や将来に向けた運動習慣づくりを目的にしているなら、無理なく続けられる週1回からピラティスをスタートするのがおすすめです。

早く体型を変えたいなら週2回を検討し、週1回しか通えない場合は、パーソナルでのマシンピラティスを選び、そして自宅での軽いストレッチを毎日の生活に落とし込んでみてください。

身体の小さな変化を日々楽しみながら、ぜひマイペースにピラティスを継続して、理想の心と身体を手に入れてくださいね。

心より応援しています!

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この記事を書いた人

はじめまして、パーソナルトレーナーのOTOWAです。
当ブログでは、現役トレーナーの視点から、皆さんの運動やダイエット、食事をサポートする情報を発信していきます。

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