こんにちは。おとFITNESS運営者の「OTOWA」です。
毎日の筋トレや健康管理のために、「亜鉛サプリ」を取り入れようと考えている方、あるいは既に飲み始めている方は、多いのではないでしょうか。
亜鉛は、筋肉の合成や、コンディション維持に欠かせないミネラルとして人気ですが、いざ蓋を開けてみると「うっ…」となるような独特な臭いや、飲んだ後に襲ってくる、胃のムカムカ感に悩まされているという声を、よく耳にします。
せっかく健康やボディメイクのために飲んでいるのに、そのサプリが原因で体調を崩したり、飲むのが憂鬱になってしまっては、本末転倒ですよね。
ネット検索を見ていると、亜鉛サプリに対して、「臭い」「気持ち悪い」と感じている方に加えて、「口臭対策になるのか?」「逆に体臭がきつくなるのでは?」といった疑問を持たれている方も多いようです。
そこで本記事では、なぜ亜鉛サプリがあんなにも臭いのか、どうすれば副作用なく、快適に続けられるのかについて、私の実体験と徹底的なリサーチをもとに、詳しくお話しします。
- 亜鉛独特の臭いの正体である酵母や添加物の特徴について
- 亜鉛摂取後の吐き気や胃の不快感を防ぐ正しい飲み方について
- 亜鉛が口臭や体臭に与える影響と過剰摂取のリスクについて
- 臭いが少なく飲みやすいおすすめの亜鉛サプリについて
亜鉛サプリがくさい原因と副作用の正体は?

まずは、亜鉛サプリの独特の臭いの正体と、なぜ飲むと体調が悪くなることがあるのか、そのメカニズムについて、深掘りしていきましょう。
パッケージを開けた時のあの鼻をつく匂いと、体の中から湧き上がってくる不快感には、実は化学的・生理学的なちゃんとした理由があるんです。
これを知るだけで、対策の打ち方が見えてきます。
亜鉛サプリで吐き気がする理由は?
亜鉛サプリを飲んで、「なんだか胃がムカムカする」「吐き気が止まらない」という症状が出た場合、それは単なる体調不良ではなく、亜鉛イオンが胃の中で引き起こす、化学反応が原因である可能性が非常に高いです。
私たちが摂取した亜鉛サプリメントは、胃の中で胃酸(塩酸)と混ざり合い、溶解していく過程で、「塩化亜鉛(ZnCl2)」という物質を生成します。
この塩化亜鉛は、工業的には、防腐剤や脱水剤として使われることもある物質で、タンパク質を変性させて、組織をキュッと引き締める「収斂(しゅうれん)作用」を持っています。
さらに高い腐食性もあわせ持っているため、これが胃の粘膜に直接触れることで、胃壁を荒らし、強い刺激を与えてしまうのです。

この胃粘膜への強烈な化学的刺激が、迷走神経という神経を通じて、脳の「嘔吐中枢」に「異常事態発生!」というシグナルを送ります。
その結果、体は有害物質を排出しようとして、反射的に激しい吐き気や、嘔吐を引き起こすわけです。
これが亜鉛サプリによる吐き気の正体です。
人間の脳は優秀ですが、時にそれが仇となることもあります。過去に亜鉛サプリで強い吐き気を経験すると、脳が「あの臭い=吐き気」という強烈な不快記憶を学習してしまいます(嫌悪学習)。
その結果、サプリメントの袋を開けてあの独特な酵母臭を嗅いだ瞬間、まだ飲んでもいないのに条件反射的に「オエッ」となってしまうことがあります。これは体があなたを守ろうとする防御反応ですが、継続摂取の大きな妨げになってしまいますよね
飲んで気持ち悪い時の対処法って?
では、もし誤って空腹時などに飲んでしまい、すでに気持ち悪くなってしまった場合は、どうすればいいのでしょうか。
時間が経てば治るとは言え、あの不快感は一刻も早く、解消したいですよね。
基本的には、胃の中で暴れている亜鉛イオンの刺激を、和らげることが最優先です。
まずは安静にし、可能であれば、お水や白湯を多めに飲んで、胃酸中の亜鉛濃度を薄めることが第一歩です。
これだけでも、粘膜への刺激は、多少緩和されます。
さらに効果的なのが、胃粘膜を保護するようなものを口にすることです。
もし吐き気が強すぎて固形物が無理なら、「牛乳」を少し飲んでみてください。牛乳に含まれるタンパク質や脂肪分が胃壁に膜を張り、亜鉛イオンを吸着してくれるため、痛みが和らぐことが期待できます。
少し余裕があるなら、パンやクラッカー、白米などを少量食べるのも、非常に有効です。
食べ物が緩衝材となり、直接的な刺激を防いでくれます。
「気持ち悪いからもっと飲んで治そう」と追加でサプリを飲むのは言語道断ですが、無理に指を突っ込んで吐こうとするのも危険です。塩化亜鉛を含んだ強い酸性の胃液が食道を通過することで、食道粘膜まで傷つけてしまう恐れがあります。
また、症状が激しい場合(血を吐く、意識が朦朧とするなど)や、数時間経っても改善しない場合は、自己判断せずに速やかに医師の診察を受けるようにしてください。
亜鉛サプリは口臭ケアに効果的?

この記事をご覧の方の中には、サプリ自体の臭いではなく、「自分の口臭対策」として、亜鉛に興味を持っている方も、多いのではないでしょうか。
結論から言うと、適切な量を摂取することで、口臭予防へのポジティブな効果は、十分に期待できます。
口臭の主な原因の一つに、口の中の細菌が食べカスなどを分解して出す「揮発性硫黄化合物(VSC)」というガスがあります。
これは卵が腐ったような臭い(硫化水素)や、野菜が腐ったような臭い(メチルメルカプタン)の元凶です。
亜鉛イオン(Zn2+)には、この硫黄成分と非常に結びつきやすいという化学的な性質があります。
亜鉛が硫黄ガスと結合して、安定した物質に変化させることで、ガスの揮発(臭いとして漂うこと)を抑え込んでくれるのです。
実際に、亜鉛を配合した洗口液や、歯磨き粉も販売されていますよね。
また、亜鉛は細胞分裂を促進するミネラルなので、舌の表面にある「味蕾(みらい)」の新陳代謝を正常化し、舌苔(ぜったい)と呼ばれる汚れが、溜まりにくい環境を作るサポートもしてくれます。
ですので、口内環境を整えるという意味でも、亜鉛は、口臭ケアの強力な味方になり得るのです。
亜鉛の摂取で体臭が悪化することはある?
一方で、「亜鉛サプリを飲み始めたら、逆に体臭がきつくなった気がする」という不安な声も、ネット上で散見されます。
口臭ケアになるはずの亜鉛が、なぜ体臭を悪化させてしまうのでしょうか。
これには主に、「過剰摂取」によるミネラルバランスの崩壊が関係しています。
亜鉛は体に良いミネラルですが、摂りすぎると体内で、「銅」という別のミネラルの吸収を、阻害してしまいます。
亜鉛と銅は、腸内で吸収される際の入り口(トランスポーター)が共通しているため、亜鉛ばかりが大量に来ると、銅が入れなくなってしまうのです(拮抗作用)。
銅は、体内の活性酸素を除去する「SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)」という酵素の構成成分です。
銅不足によって、この酵素の働きが低下すると、体内で活性酸素が増えすぎ、皮脂などの脂質が、酸化してしまいます。
酸化した脂質は、「過酸化脂質」となり、これが古い油のような臭いや、独特の加齢臭のような体臭の原因となるリスクがあるのです。

また、過剰な亜鉛が消化管に残ると、下痢や消化不良を引き起こすことがあります。腸内環境が悪化して悪玉菌が増えると、腸の中で腐敗ガスが発生し、それが血液に乗って呼気や皮膚から排出されたり、オナラとして出やすくなったりします。
「良かれと思って大量に飲む」ことが、かえって臭いの原因を作ることもあると覚えておきましょう。
独特な臭いの原因は酵母と添加物

話題を、「サプリメントそのものの臭い」に戻しましょう。
袋を開けた瞬間に漂う、なんとも言えないあの臭い。
製品によっては、「ドッグフードのよう」「粘土と古雑巾を混ぜたよう」などと散々な言われようですが、この臭いの犯人は、主に原材料に含まれる「酵母」と、添加されている「セレン」です。
亜鉛含有酵母の「発酵臭」
日本のドラッグストアで買える安価な亜鉛サプリの多くは、「亜鉛含有酵母」という原料を使っています。
これはパン酵母やビール酵母に、亜鉛を取り込ませて、培養したものなのですが、製造過程でどうしても、酵母特有の「発酵臭」や「穀物臭」が残ってしまいます。
パンの香りなら良いのですが、サプリメントとして濃縮・乾燥されると、湿気を含んだような独特の「蒸れた臭い」として感じられることが多いのです。
セレン酵母の「刺激臭」
さらに厄介なのが、ミネラルバランスを整えるために配合される「セレン(セレン酵母)」です。
セレンは化学的に、硫黄(イオウ)と似た性質を持っており、ニンニクや腐った野菜のような、鼻にツンとくる刺激臭を持っています。
「亜鉛サプリが臭い」と感じる場合、実は亜鉛そのものではなく、このセレン酵母の強烈な臭いに、反応しているケースが非常に多いのです。
亜鉛サプリがくさい時の対策とおすすめの製品は?
原因がわかったところで、ここからは具体的な解決策を、見ていきましょう。
「もうあの臭いも吐き気も嫌だ!でも亜鉛は摂りたい!」という方のために、失敗しない亜鉛サプリの選び方と、今日からできる飲み方のコツを、まとめました。
臭くないおすすめの亜鉛サプリ
臭いが苦手な方、あるいは過去に、吐き気で挫折した方にとって、製品選びはとても重要ですね。
私が数々のサプリをリサーチし、実際に試してきた結果、臭いのストレスを最小限にするためには、以下のポイントを基準に選ぶことを、強くおすすめします。

特に重要なのが、「セレンが入っていないこと」です。
これを確認するだけで、あの鼻につく特有の刺激臭は、かなり軽減されます。まずはパッケージの裏面を見る癖を、つけましょう。
飲みやすいのはグルコン酸亜鉛
成分表を見てもよくわからない…という方は、ズバリ、「グルコン酸亜鉛」を採用している製品を選んでください。
「グルコン酸亜鉛」とは、有機酸であるグルコン酸と亜鉛を結合させたもので、主に海外製のサプリメントや、日本でも製薬会社系のブランド(ネイチャーメイドなど)で、採用されています。
この成分の最大の特徴は、ほぼ無臭であることです。
酵母由来のような発酵臭や雑味がなく、純粋な化学物質として安定しているため、袋に鼻を近づけても、ほとんど何も匂いません。
私も、初めてグルコン酸亜鉛のサプリを使ってみたときは、「えっ、本当に亜鉛入ってる?」と疑うほど無臭で、感動しました。
また、水への溶解性も高いため、胃の中でスムーズに溶け出し、吸収も比較的穏やかであると言われています。
臭いと飲みやすさを最優先するなら、間違いなくこのタイプ一択です。
DHCの亜鉛サプリは臭いがきつい?
ネット上の口コミやSNSでよく話題になるのが、DHCの亜鉛サプリです。
「コスパは最強だけど臭いがどうしても無理」「飲むたびに息を止めている」という声を見かけたことがある方も、いるのではないでしょうか。
DHCの製品は、主原料に「亜鉛酵母」を使用しており、さらにサポート成分として、「セレン酵母」と「クロム酵母」もしっかり配合されています。
栄養学的な観点で見れば、相互作用を考慮した、非常に優秀な設計であり、あの低価格で、これだけの成分を詰め込んでいる企業努力は、素晴らしいものです。
しかし、「臭い」という点においては、酵母特有の発酵臭と、セレンの刺激臭がダブルパンチで襲ってくるため、どうしても分が悪くなります。
これは決して品質が悪いわけではなく、原料の特性上の「仕様」と理解すべきでしょう。
臭いに鈍感で、とにかく安く済ませたい方には最高ですが、敏感な方には、少しハードルが高いかもしれません。
| ブランド | 主原料・配合 | 臭いの傾向 | おすすめタイプ |
|---|---|---|---|
| DHC | 亜鉛酵母 +セレン・クロム |
独特な発酵臭 やや強め |
とにかく安く済ませたい カプセルが平気な人 |
| ネイチャーメイド | グルコン酸亜鉛 (単体) |
ほぼ無臭 | 臭いが苦手な人 吐き気が心配な人 |
| ディアナチュラ | グルコン酸亜鉛 +セレン(製品による) |
比較的少なめ | ドラッグストアで 手軽に買いたい人 |
吐き気を防ぐ正しい飲み方は?
次に飲み方ですが、吐き気を防ぐための鉄則はたった一つ。
「決して空腹時に飲まないこと」。これに尽きます。
胃が空っぽの状態で亜鉛サプリを飲むと、先ほど解説した「塩化亜鉛」による腐食性の刺激を、胃粘膜がダイレクトに受けてしまいます。
これは空きっ腹に、度数の高いアルコールを流し込むよりも、胃にとっては過酷な状況です。
これを防ぐには、胃の中に食べ物がある状態で飲むのが、一番です。
私が推奨するベストタイミングは、「夕食の直後(ごちそうさまをしてから30分以内)」です。
これにより、食事に含まれるタンパク質やデンプンがクッションとなり、亜鉛イオンを包み込んでくれます。
これにより、粘膜への直接的なダメージが回避され、吸収スピードも緩やかになるため、血中濃度が急激に上がることも防げます。
このように、「食事が終わったらすぐ飲む」を習慣にしましょう。

寝る前に飲むと危険な理由
フィットネス界隈ではよく、「成長ホルモンは寝ている間に出るから、サプリも寝る前に飲んだ方が吸収が良いのでは?」という説が囁かれています。
理論的には一理あるのですが、こと亜鉛サプリに関しては、個人的にはあまりおすすめできません。
夕食を食べてから数時間が経過し、就寝する頃には、胃の中はほぼ空っぽになっています。
その状態で亜鉛サプリを飲んで、ベッドに入るとどうなるか。
寝ている間に、胃の中でサプリが溶け出し、無防備な胃壁を、じわじわと刺激し始めます。
そして深夜、突然の激しい吐き気と胃痛で飛び起きる…という最悪の事態になりかねません。
そして睡眠の質を下げることは、筋肉の成長にとってもマイナスです。
どうしても寝る前に飲みたい事情がある場合は、ホットミルクやプロテインなど、胃に膜を作ってくれるものと一緒に摂取する工夫が必要です。
この時に、単体で水だけで飲むのは避けましょう。

結論:亜鉛サプリがくさい原因は?
ここまで、亜鉛サプリの臭いの原因や、副作用対策についてお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。
亜鉛サプリの「臭い」や「吐き気」は、あなたの体が弱いからではなく、成分の特性や、飲み方のミスマッチが引き起こす化学反応です。
つまり、製品選びと、飲むタイミングさえ間違えなければ、劇的に改善できる問題なのです。

もし今、手元にあるサプリを飲むのが苦痛で仕方ないなら、思い切って、先ほどご紹介した「グルコン酸亜鉛」を使ったタイプの製品に、変えてみてください。
そして、必ず「食事の後」に飲むこと。
この2つを守れば、不快な副作用に悩まされることなく、亜鉛のメリットである「味覚の正常化」「皮膚や粘膜の健康維持」「タンパク質の合成サポート」を享受できるはずです。
サプリメントはあくまで、「補うもの」。ストレスを感じながら飲むものではありません。
自分に合った製品と飲み方を見つけて、快適なフィットネスライフを送ってくださいね。
※免責事項と参照元
本記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的なアドバイスを代替するものではありません。体調に異変を感じた場合は直ちに摂取を中止し、医師や薬剤師にご相談ください。
また、亜鉛の適正な摂取量や耐用上限量については、公的機関のデータを参照することをおすすめします。
(出典:厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業(eJIM)亜鉛』)

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