ジムインストラクターはやめとけ?給料や将来性のリアルな実態

ジムインストラクターはやめとけと言われる泥臭い現実と覚悟

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こんにちは。おとFITNESS運営者の「OTOWA」です。

「好きなスポーツに関われる仕事がしたい」「身体を動かすのが好きだから、ジムのインストラクターになりたい」
そんな熱い思いを持ってフィットネス業界への就職や転職を考えている方は多いはずです。

しかし、いざネットで情報を集めようと検索してみると、サジェストキーワードには「ジムインストラクター やめとけ」「きつい」「底辺」「結婚できない」といった、目を覆いたくなるようなネガティブな言葉ばかりが並んでいることが多々あります。

では実際のところ、仕事がきついだけで給料が安いとか、将来性がないから長くは続けられないといった噂は本当なのでしょうか?

特に女性の場合は、結婚や出産といったライフイベントとの両立についても深く悩むところだと思います。

「火のない所に煙は立たない」と言うように、これらの声には、確かに一理ある側面もあるのは、パーソナルトレーナーである私の経験則からも、否定できません。

正社員やアルバイト、あるいはフリーランスとしてこの世界に飛び込む前に、キラキラしたイメージの裏側にある「泥臭い現実」を知っておくことは、自分自身の身を守るためにも不可欠です。

本記事では、現役パーソナルトレーナーである私自身の経験や、業界で見聞きしてきた事例をもとに、求人サイトには絶対に書かれない現場のリアルな実態を包み隠さずお話ししていきます。

脅すつもりはもちろんありませんが、覚悟を決めるための判断材料として、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。

本記事でわかる4つのポイント
  • 肉体的な限界や精神的なストレスなど「きつい」労働環境の真相
  • 「給料が安い」と言われる具体的な年収額について
  • 女性インストラクターが直面するセクハラやライフプランの悩み
  • 将来性を見極めてスポーツジム業界で生き残るための生存戦略について
目次

ジムインストラクターはやめとけと言われる理由と実態

憧れの職業として見られがちな、ジムインストラクターですが、なぜこれほどまでに多くの先輩たちが「やめとけ」と警鐘を鳴らすのでしょうか。

それは、単なる「仕事が大変」というレベルを超えた、構造的な問題が潜んでいるからです。

ここでは、体力的な過酷さやシビアな金銭事情、そして人間関係のトラブルなど、現場で働くと直面する、厳しい現実について、きれいごと抜きで深掘りしていきます。

仕事がきついと感じる体力的な限界と現実

ジムインストラクターのきつい労働環境と感情労働のストレス

まず最初にぶつかる壁であり、多くの離職理由のトップに挙がるのが、「体力的な負担」です。

「自分はトレーニングが好きだから大丈夫」「体力には自信がある」と思っている人ほど、趣味のトレーニングと業務としての肉体労働のギャップに苦しむことになります。

インストラクターの業務は、皆さんがイメージするような「華麗にトレーニング指導をする時間」だけではありません。

むしろ、それ以外の時間が圧倒的に長いのです。1日中立ちっぱなしで、広大なジムエリアを巡回し、数十キロあるプレートを元の位置に戻し続け、汗で濡れたマシンを拭き上げる清掃業務を延々と繰り返します。

特に清掃業務は、トイレ掃除やシャワールームのヌメリ取りなど、清掃業者顔負けのレベルで求められることも少なくありません。

さらに、パーソナルトレーニングやマシンの補助では、お客様が高重量を扱う際に安全を確保するため、自身も相当な負荷に耐える必要があります。(この業務に関しては、インストラクターも方は、ジムによっては求められません。)

これを毎日、何人ものお客様相手に行うことで、自身のトレーニングとは全く質の異なる疲労が蓄積していくことは経験上間違いありません。

また、体力面だけでなく、不規則な生活リズムによる健康被害も深刻です。一般的なフィットネスクラブは朝早くから夜遅くまで営業しているため、スタッフの勤務体系はシフト制が基本です。

「早番」は朝7時から勤務開始、「遅番」は夜23時過ぎに退勤といったスケジュールが混在し、日によって起床時間も就寝時間もバラバラになります。

このような生活を続けていると、人間の体内時計(サーカディアンリズム)が乱れ、自律神経失調症や慢性的な睡眠障害に陥るリスクが高まります。

「休日は泥のように眠って終わる」というインストラクターは珍しくありません。

若いうちは若さと気合で乗り切れても、30代、40代と年齢を重ね、回復力が低下してくると、「この働き方を定年まで続けられるのか?」という恐怖に近い不安が常に頭をよぎるようになるのです。

加えて、インストラクターは「感情労働」の側面も強い仕事です。

どんなに体調が悪くても、プライベートで嫌なことがあっても、お客様の前では常に「元気で明るいインストラクター」を演じ続けなければなりません。

話を聞くのが苦手な人でも、お客様の承認欲求を満たすために聞き役に徹する必要があります。この「演技」による精神的な消耗(バーンアウト)も、離職の大きな原因となっています。

給料が安い?低い年収の真実

「やりがい搾取」という言葉がこれほど当てはまる業界も珍しいかもしれません。

ジムインストラクターの経済的な実態は、かなりシビアです。「好きなことを仕事にしているんだから、給料が安くても仕方ない」という空気が業界全体に蔓延していますが、生活がかかっている以上、綺麗事では済みません。

厚生労働省の統計データを見ても、フィットネス施設を含む「その他のサービス職業従事者」や「個人教師」の賃金水準は、全産業平均と比較して明らかに低い傾向にあります。具体的な数字を見てみましょう。

多くのフィットネスクラブでは、正社員であっても初任給の手取りが15万円〜18万円程度というケースが珍しくありません。

年収に換算すると300万円台前半、ボーナスが出ない企業であれば200万円台後半ということもザラにあります。しかも、この業界の構造的な問題として、「昇給幅が極めて小さい」という特徴があります。

店舗ビジネスである以上、箱(施設)のキャパシティには限界があり、爆発的に利益を増やすことが難しいため、人件費率は常に厳しく抑制されているのです。

そのため、店長クラスになっても年収400万円〜450万円程度で頭打ちになることが多く、500万円を超えるのはエリアマネージャーなどの幹部クラスに限られます。

雇用形態ごとの大まかな収益イメージとリスクをまとめてみました。

雇用形態推定年収詳細とリスク要因
正社員300万〜450万円安定はしているが昇給は微々たるもの。店舗運営や事務処理に追われ、残業が多くなりがち。「みなし残業」として固定給に含まれ、時給換算すると最低賃金に近いケースも。
契約社員250万〜350万円正社員と同様の業務を任されるにも関わらず、ボーナスや退職金がない場合が多い。契約更新のたびに雇用の不安がつきまとう。
業務委託(フリー)200万〜1000万超完全歩合制。セッション単価×本数が収入の全て。集客できなければ収入ゼロのリスクがある一方、トップ層は高収入も可能。ただし、社会保険は全額自己負担。
アルバイト150万〜250万円時給制。ジムの閑散期や経営状況によってシフトを削られると、ダイレクトに生活費が不足する。キャリア形成も停滞しやすい

「フリーランスのパーソナルトレーナーになれば、年収1000万円も夢じゃない」という甘い言葉もよく耳にします。

確かに、SNSでの集客に成功し、高単価で予約が埋まっているカリスマトレーナーも存在します。しかし、それはほんの一握りの成功者だけの話で、実際は不可能に近いです。

現実はもっと過酷です。フリーランスになると、ジムに支払う場所代(フィー)、広告宣伝費、ウェア代、サプリメント代、そして将来のための勉強代など、多くの経費がかかります。

さらに、会社員なら会社が半分負担してくれていた社会保険料(国民年金・国民健康保険)も全額自己負担となります。

見かけの売上が月50万円あったとしても、諸経費と税金を差し引いた手取り額は20万円台…ということも珍しくありません。

このように、会社員時代よりも労働時間は増え、手取りが減ってしまう「ワーキングプア」状態のトレーナーが数多く存在するのが現実なのです。

出典:厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「スポーツインストラクター」

女性インストラクターが直面する特有の悩み

女性インストラクターの妊娠・出産による戦力外通告とキャリアの壁

女性にとっても、フィットネス業界は長く働き続けるのが、非常に難しい環境だと言わざるを得ません。

体力的なハンデはもちろんですが、それ以上に、ライフイベントとの両立が極めて困難である、という構造的な問題があります。

まず直面するのが「妊娠・出産」の壁です。インストラクターの仕事は身体が資本ですから、妊娠が判明した時点で、お客様への指導、特にデモンストレーションや重量の補助といった業務は物理的に厳しくなります。

デスクワーク中心の事務職へ配置転換ができる、大手フィットネスクラブなら、雇用を継続できる可能性もありますが、ギリギリの人員で回している小規模なジムやパーソナルジムでは、「現場に出られない=戦力外」とみなされ、事実上の退職を余儀なくされるケースが後を絶ちません。

また、女性トレーナー特有の悩みとして、男性客からの「セクハラまがいの言動」も深刻です。

密室でのパーソナルトレーニングや、フォーム修正のための身体接触を勘違いされ、指導中に不必要に身体を触られそうになったり、執拗にプライベートな連絡先を聞かれたりすることがあります。

「お客様だから強く言えない」という心理につけ込まれ、笑顔でかわしながらも心の中では強いストレスを感じている女性トレーナーは少なくありません。

会社側が毅然とした態度で守ってくれれば良いのですが、売上至上主義のジムでは「うまくあしらって」と個人の対応に丸投げされることもあり、こうした環境に嫌気が差して業界を去る人が多いのも悲しい現実です。

客と付き合うリスクと恋愛トラブルについて

「ジムのインストラクターってモテそう」「お客さんと付き合えるの?」なんて興味本位で稀聞かれることもありますが、これはプロとして働く上で最大のリスク要因の一つです。

確かに、密室でのマンツーマン指導や、身体的な接触を伴うサポート、そしてお客様の悩みに親身になって耳を傾けるという業務の性質上、心理的な距離(ラポール)が縮まりやすく、お客様側がトレーナーに対して恋愛感情を抱きやすい環境にあることは否定できません。

心理学でいう「転移」という現象が起こりやすいのです。

しかし、ここで一時の感情に流されてお客様に手を出してしまうと、泥沼にはまる可能性が高く、最悪の場合はキャリアを棒に振ることになります。

客と付き合うリスクと恋愛トラブル
  • 公私混同によるトラブル:特定のお客様と深い関係になると、無意識のうちに他のお客様への対応と差が出てしまいます。それが周囲にバレると「あの子だけ贔屓されている」というクレームや悪評の原因となり、ジム全体の雰囲気を悪化させます。
  • 破局後のリスク:もし付き合って、その後別れることになった場合、気まずくなってお客様が退会してしまい、あなたの売上が減少します。それだけでなく、腹いせに「弄ばれた」といったあることないこと噂を流布され、あなたのトレーナーとしての信用が地に落ちるリスクもあります。
  • ストーカー被害:こちらにその気がなくても、お客様側の一方的な好意がエスカレートし、待ち伏せや執拗な連絡などのストーカー被害に遭うケースもあります。ここで曖昧な態度を取るとさらに事態が悪化するため、毅然とした対応が求められます。

多くのコンプライアンス意識の高いジムでは、就業規則で「お客様との私的な連絡先の交換」や「交際」を厳格に禁止しています。

バレたら即解雇という厳しい処分を下すところも少なくありません。「ちょっとくらい良いだろう」という甘い考えが、あなたのインストラクター人生を終わらせるトリガーになることを、十分に理解しておく必要があります。

ジムインストラクターはやめとけ?賢いキャリアの築き方

フィットネス業界に未来はあるのか

ここまで、業界のネガティブな側面ばかりを強調してお伝えしてきました。

「やっぱりやめた方がいいのかな…」と暗い気持ちになってしまったかもしれません。しかし、私が伝えたいのは「全ての人が不幸になるから絶対にやめろ」ということではありません。

リスクを正しく理解し、戦略的にキャリアを形成すれば、この業界で成功し、充実した人生を送ることは、十分に可能です。

重要なのは、思考停止で「ただのジムスタッフ」になるのではなく、自分の市場価値を高めるための戦略を持つことです。

ここからは、厳しい環境を生き抜き、勝ち組トレーナー、インストラクターになるための具体的な生存戦略についてお話しします。

賢いキャリア設計は?

ただ漫然と「筋トレが好きだから」という理由だけで、現場でのセッション数をこなすだけの日々を送っていると、30代、40代で身体が動かなくなった時に行き詰まり、悲惨な末路を辿ることになりかねません。

身体のピークは必ず過ぎ去ります。重要なのは、「身体を使わなくても価値を提供できるスキル」を若いうちから意識的に磨いておくことです。

具体的には、以下のようなキャリアの方向性を早期に見据えておくことが大切です。

40代以降も活躍するための賢いキャリア設計と異業種転職
目指すべきキャリアの方向性
  • マネジメント職への移行:店長やエリアマネージャー、スーパーバイザーとして、店舗運営、計数管理、人材育成のスキルを身につけるルートです。現場の指導からは離れますが、企業の経営幹部として安定した収入を得られる可能性が高まります。
  • プレイングマネージャー:現場での指導も続けつつ、チーフトレーナーとして後進の育成や、スタジオプログラムの開発、マニュアル作成などに関わります。現場感と管理能力の両方が求められる重要なポジションです。
  • 独立・開業:自分自身のジムを持ち、経営者としてビジネスを回す側に回ります。リスクは最大ですが、成功すれば収入の上限はなくなり、自分の理想の城を築くことができます。ただし、トレーナーとしての腕だけでなく、集客や経理などの経営手腕が問われます。

現場での指導経験は貴重な財産ですが、それ一本に依存するのは「一本足打法」であり、怪我や病気をした瞬間に収入が途絶えるリスクがあります。

ExcelやPowerPointを使った資料作成能力、SNSを活用したマーケティング能力、顧客管理のためのデータ分析能力など、一般的なビジネスパーソンとしての基礎体力を同時に養っておくことが、将来のリスクヘッジになります。

このように、「筋肉だけでなく脳みそも鍛える」意識を持ちましょう。

生き残るトレーナーの条件は?

大きな窓から都市の景色が見える明るいヨガスタジオで、黒いジャケットを着たポニーテールの日本人女性インストラクターが、座っている女性生徒の肩に手を置いて笑顔でポーズを指導しています。背景では他の生徒たちがヨガマットの上で瞑想しており、自然光が差し込む開放的な空間です。

フィットネス業界は今、かつてないほどの激動期を迎えています。

RIZAPグループが展開する「chocoZAP(チョコザップ)」に代表されるような、月額3,000円程度で24時間通い放題の「コンビニジム」が爆発的に普及したことで、業界の勢力図は完全に塗り替えられました。

この変化は、インストラクターの働き方にも、強烈な影響を与えています。

かつては、「マシンの使い方を教える」「回数をカウントする」といった業務にも価値がありました。

しかし、今やYouTubeや専用アプリを開けば、世界トップクラスのトレーナーによる解説動画が無料で見られる時代です。

ただマシンの横に立っているだけのインストラクターや、決まりきったメニューを渡すだけのトレーナーは、AIや無人ジムにその役割を奪われ、価値が暴落しています。

「誰でもできる仕事」は、徹底的に価格競争にさらされるのです。

では、これからの時代に生き残り、高い収入を得られる「勝ち組トレーナー」とはどのような人物でしょうか。

答えは、「AIや無人ジムでは絶対に代替できない、人間的な付加価値を提供できる人」です。

今後求められる3つの必須スキル
  • 高度な専門知識と資格:
    単なる筋トレ指導だけでなく、栄養学、機能解剖学、遺伝子検査に基づいたアドバイスなど、複合的な視点が必要です。「NSCA-CPT」や「健康運動指導士」といった権威ある資格は、あなたの専門性を担保するパスポートとなります。
  • メンタルコーチング能力:
    お客様がジムに来る本当の理由は「痩せたい」だけではなく、「自信を持ちたい」「誰かに認めてほしい」という承認欲求であることも多いです。挫折しそうな時に心に寄り添い、モチベーションを管理し続ける「伴走者」としての能力は、AIには真似できません。
  • メディカル領域への対応力:
    超高齢化社会の日本において、医療とフィットネスの中間領域(メディカルフィットネス)の需要は急増しています。糖尿病予備軍の方への運動指導や、高齢者のフレイル(虚弱)予防など、医療・介護と連携できるトレーナーには、これから莫大なチャンスが巡ってきます。

これからは、「安価なセルフサービス」と「高付加価値なパーソナルサービス」の二極化がさらに進みます。

中途半端な知識しかないトレーナーは淘汰され、本物のプロフェッショナルだけが生き残る「実力主義の時代」が到来していることを肝に銘じておきましょう。

ブラック企業を避けてホワイト企業を見分ける方法

「フィットネス業界=ブラック」というレッテルを貼られがちですが、全ての企業がそうではありません。

コンプライアンスを遵守し、従業員を大切にする「ホワイト企業」も確実に存在します。

就職や転職で人生を棒に振らないためには、企業の表面的なキラキラしたイメージに惑わされず、雇用条件の裏側を冷徹に見極める目を持つことが重要です。

入社してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、求人票や面接で必ずチェックすべきポイントをリストアップしました。

これらは私の経験上、企業の体質を見抜くための決定的な指標となります。

ジムインストラクターのブラック企業を見抜くチェックリスト

また、企業規模も一つの目安になります。

一般的に、東証プライム上場企業や、全国展開している大手フィットネスクラブ(ルネサンス、セントラルスポーツ、コナミグループ、RIZAPグループなど)は、社会的な監視の目があるため、コンプライアンス遵守の意識が高く、労務管理もしっかりしている傾向にあります。

よく求人サイトに記載がある「アットホームな職場です」という言葉に流されず、福利厚生や退職金制度の有無など、長く働くための制度が整っているかをシビアに判断してください。

辞めた後の転職先や異業種への就職はできる?

もし、実際にジムインストラクターとして働いてみて、「やっぱり自分には合わない」「将来の不安が拭えない」と感じたとしても、絶望する必要は全くありません。

「インストラクターしかやったことがないから、他では通用しない」というのは思い込みです。実は、この仕事で培ったスキルは、異業種への転職市場において、意外なほど高く評価されることがあります。

「ジムインストラクターからの転職」で成功しやすい職種と、なぜ評価されるのかの理由を解説します。

1. 営業職(人材・不動産・メーカーなど)

最も親和性が高く、年収アップを狙いやすいのが営業職です。

インストラクター業務の本質は、お客様のニーズ(痩せたい、健康になりたい)を聞き出し、最適なプランを提案し、納得して入会・継続してもらうことです。これは高度な「提案営業」そのものです。

特に、高単価なパーソナルトレーニングを契約獲得してきた実績があれば、その「ヒアリング能力」「クロージング能力」「信頼関係構築力」は、どんな商材を扱う営業でも即戦力として通用します。

2. 介護・福祉職

高齢化社会で需要が尽きない介護業界も、有力な選択肢です。

身体の仕組み(解剖学)を理解しており、安全な身体の動かし方や補助の仕方を知っている元トレーナーは、現場で重宝されます。

また高齢者とのコミュニケーションにも慣れている人が多いため、スムーズに業務に入れます。

「実務者研修」などの資格を取得すればキャリアパスも明確で、インストラクター時代よりも安定した雇用が得られるケースが多いです。

3. ITエンジニア・プログラマー

一見すると真逆の職種に見えますが、近年、元トレーナーがエンジニアに転身して成功する事例が増えています。理由は「学習習慣」と「PDCAサイクル」です。

筋トレは、正しいフォームを学び、地道に継続し、結果を見てメニューを修正するというプロセスの繰り返しですが、これはプログラミングの習得プロセスと驚くほど似ています。

「目標に向かってコツコツ努力できる」「論理的にメニュー(コード)を組み立てる」という資質は、IT業界でも強力な武器になるのです。

実際に私の知り合いのトレーナーでも、IT業界と掛け持ちで、トレーナーをやられている方は多いです。

まとめ:ジムインストラクターはやめとけは本当?

労働力として搾取されるかプロとして価値を提供するか

ここまで、ジムインストラクターという職業の光と影について、かなり踏み込んでお伝えしてきました。

結論として、「ジムインストラクターはやめとけ」という言葉は、単なる意地悪やネガティブキャンペーンではありません。

それは、低賃金構造、過酷な労働環境、キャリアの短命性という、業界が抱える客観的な事実に基づいた、事実を語っているにすぎません。

フィットネス業界は、働く側の「情熱」や「好き」という気持ちに依存し、その対価を十分に支払わない収益モデル(やりがい搾取)によって成立している側面が否めません。

したがって、将来のビジョンもなく、単に「筋トレが好きだから」「楽そうだから」という理由だけでこの職を選ぶことは、将来的な経済的困窮やキャリアの袋小路を招く、極めてリスクの高い選択だと言わざるを得ません。

しかし、これは職業としての可能性を完全に否定するものではありません。

市場の二極化が進む中で、誰にも負けない専門性を磨き、ビジネスパーソンとしての視点(集客、ブランディング、顧客管理)を兼ね備えたトップ数%のトレーナーは、医師や弁護士にも匹敵する高収入と、お客様からの深い感謝という、何にも代えがたい報酬を得ているのもまた事実です。

重要なのは、自分が今のままで、「労働力を安く買いたたかれるマジョリティ側」になるのか、それとも血の滲むような努力をして、「付加価値を提供するプロフェッショナル側」になるのか、その適性と覚悟を冷徹に見極めることです。

もし、そこまでの覚悟が持てないのであれば、フィットネスは最高の「趣味」として楽しみ、仕事は別に安定したものを持つことが、現代日本社会における最適解(やめとけという助言の真意)かもしれません。

あなたの人生の主役はあなた自身です。一時的な感情ではなく、5年後、10年後の自分を守るための賢明な選択をしてください!

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この記事を書いた人

はじめまして、パーソナルトレーナーのOTOWAです。
当ブログでは、現役トレーナーの視点から、皆さんの運動やダイエット、食事をサポートする情報を発信していきます。

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